気が付けば、なんでも好きなように生きてきたような気がする。
よし、これを我慢しようとか思ったことが、もう何十年もないような・・。
我慢とは、なんでも欲しがらない、待つ、次の機会を待つ。
やせ我慢という言葉もあるが、そんな言葉も今は懐かしく・・。
私もそうであるが、もしかしたら日本全体が、「我慢」するということ
を忘れてしまっているかも。
子供のころ、
「我慢しなさい」と、よく言われた気がする。
もちろん、大人になれば親や周囲にとやかく言われることなく
自分で判断して行動するのだから、
言われることはなくなった。
しかし、
本来は、自分で自分を制することも大切。
「今日は我慢しておこう、今は我慢だ」
と、そんな日も必要だ。
ふと、モノ余り時代、飽食の今、そんなことが気になる。
なんでも手を伸ばせば手に入れられる・・・これは良くないこと
かもしれない。
我慢してこそ、手に入れたときの喜びは大きいはず。
いつから、人は我慢することを、忘れてしまったのだろう。
我慢せず、わがままになっている。
我慢、我慢。その方が人生がより楽しくなるはずだ。
今は、モノへの我慢よりも、暑さへの我慢、夏という季節への我慢が
優先課題だ。
こればっかりは、たえるしかない、それでも、その中で生きるしかない。
人間は思い通りにはならない、我慢しなければならないときが
あるんだよ。
と、このどうしようもない異常気象が、我慢を忘れた人間に
大切なことを諭しているのかもしれない・・。