この年頃になると、体の一部に変調を感じたり、異常を
みつけたりする。
若いころ、年上の人がそういうことを口にしていたのを
聞くことは何度もあったが、正直他人事と思っていたし、
自分にはそんな日は、絶対来ないと思っていたのに、
そうではなかった。
とくに最近、お世話になることが多いのが整形外科である。
どこの先生が良いか、どこだといい治療が受けられるか・・・
かなりいろいろなところを試してみたが、
最近はお気に入りができて、無理してでもそこに通うことに
している。
その医院は神楽坂から徒歩で30分近くもかかるが、運動しながら
通院も悪くない。
そして、いつも混みあっている。
受付時間前から患者さんが並び、行列ができる。
一人の先生でそんなにたくさん診察できるのかと心配するほど
であり、いつも待ち時間が200分とか、すごい数字が
受付に点灯されるが、それでも受けに来る方が多い。
その病院はMRIや治療機器もそろっており、
検査も、そして治療もリハビリにもきちんと対応している。
先生が若くて、イケメン?なのもおばあさんたちに人気なの
かもしれない。
リハビリを行う理学療法士たちも若々しくて、
病院というと、暗い重たい雰囲気があるが、ここは活気がある。
アスリートも通っているということで、前向きな診察・治療
ができるというイメージも良い。
薬や手術といった対処療法もすすめながら、自分の力で直す
指導をしてくれるところが気にいっている。
明るい、元気がある、親切である、目を見る診察を行う、
きちんとした検査ができる、治療方法に選択の余地がある。
スポーツジムへ通う感覚で行ける医者ならば、とても
前向きになれるのだ。
「わたし、治りますか?」
ではなく、
「一緒に、治しましょう。」
先生もスタッフも、患者さんをお客様として見てくれて、
丁寧にきちんと寄り添って診てくれる姿勢が素晴らしい。
ちょっと離れても、それでも通える限り通いたいと思える
珍しい病院。
生まれてはじめて、そんな気持ちになった。
もちろん若いときはどこも痛くなかったから、必要が
なかったのであるが・・・。
医療業界も、まさしくサービス業だ。心と科学の融合を
大切に・・。