ある知人の年賀状には、毎年同じメッセージが込められている。
それは、「いいとこ探しの冒険」。
その人もコミュニケーションの仕事をしているせいか、いつも
その目線で物事をとらえる習慣があるようだ。
私は、この言葉に助けられることが多い。
とにかく、どんなことにも、どんな人にも、どんなものにも
いいところはあるはずだ。
そのことを、見つけようとする姿勢が大切だ。
ややもすると、人は自分に甘く、他人に厳しくなったり、
人のことを簡単に批判しがちになる。
批判はとらえようによっては、関係悪化につながったり誤解を
生んだりすることも多い、
意見を言うこと、自分の考えをもつことはとても大切で
あるが、できれば何でも否定的に見る、悪いところ探し
ではなく、小さなことでもいいとこ探しをする方がみんなが
幸せになれる。
そう、認め合うところから、ハッピーコミュニケーションは
生まれる。
彼女は、毎年そのメッセージを発信し続けている。
そのブレない、まっすぐさに改めて好感を抱く。
地道ではあるが、とてもいい言葉だ。
思い起こせば、つらいときほど、その言葉を思い出し、
相手のいいところを見ようとする。
いいとこ探しをするためには、相手目線ややさしさが
大切だ。
いろんな学びを与えてくれる、友の存在に感謝する。