最近、「その人の〇〇としての資質を問う」という話題を
よく見聞きする。
とくに、政治家についてのその問いかけが多くなっているように
感じる。
政治家、経営者はとくに、世の中のリーダーであるべき存在であり
その国や、町や組織をまとめていかねばならない、社会への影響が
大きい仕事なので、とくにその人物の「資質」は問われるのが当然。
それがないのに、その役割にしがみついている人たちは、社会悪とも
いえる。
この「資質」ということば。
資本の「資」、品質の「質」。
先天的に備わっている部分と、努力して資質を高める方向と両者が不可欠だ。
さて、人の資質を問う前に。自分のそれを問い直したい。
自分は何をすべきか。それをするにふさわしい力量と人間性を備えているか。
という問いかけだ。
人のことを言う前に、自分はまだまだすぎて、まずは自分だ。
資質は意識した瞬間から、高めることができると思う。
目標をもち、それに向かって努力する。
決して名誉欲のためではなく、人として社会に役立つ人間になるために
何をするのが一番良いか。そしてそれに見合う資質を身につけるには
どうするのか。という問いだ。
人のことよりも、まず自分。
自分自身の資質を問う。
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