この10日余りの間に、見た空の写真のいくつかを
ここに並べてみる。
これまで、日常の暮らしで空の表情を気にすることは
少なかったが、いろんな場所に身を置くことで、
それぞれに新鮮な空に出会い、その風景と相まって
名画鑑賞のような、いやそれ以上に感動することが
多い。
天候により、季節により、時刻により、その表情が
大きく変わる。
今年は、梅雨になっても腫れの日も多く、
見事に青い空には白い雲がよく映える。
人間の力では及ばない空と大地。
とくに空はこの手で触れることができない
ため、より神秘的であり、
空はひとつで、すべてつながっているはずなのに
その日、その場所で私たちに違う表情を見せて
くれるのが不思議だ。
時々に、芸術のモチーフにも用いられるのにも合点がいく。
赤い夕焼けがまぶしく、今にも荒れそうな・・。
この世のモノと思えないような突き抜けるような・・・。
富士山の絶対美は、空が支えているとも思う。
毎日、空はその表情の変化から大切なメッセージを
与えてくれているように思う。
いろんな場所を訪ね、いろんな場所で暮らし、
その日その日の空を見上げ、生きていることを
この大地でかみしめるのはどうだろう。
偶然にもこの10日あまりに動き回った
各地で出会った空たち。
表情豊かであれ。大きくあれ。
そんなことを感じながら、今日の空を仰ぐとしよう。