わがラジオ番組「愛の元気人」(毎月最終土曜日18時~オンエア)では、「コミュニケ―ション
なんでも相談室」というコーナーがあり、毎回、リスナーからいただいたコミュニケーション
に関する悩みについて、スタジオで答えさせていただいている。
番組内でリスナーの生のお悩み声が流れるという点で、とてもリアルだ。
「初めて会う人とうまく話せない」「人の目を見て話せません」といったことから、ときには、
家族が自分を理解してくれない、上司や部下とうまくいかないといった、まさに人生相談
といった内容のものまで、実に毎回様々な内容だ。
中には、この悩み事を公言するということだけでもすっきりするなんて人もいて、
ああ、たまっているんだな~と思うこともある。
最近では、老いた父親の介護、同居について家族の理解が得られなく困っている・・といった
内容で、他人事と思えない内容で、その方の孤立感が伝わってきて、胸がつまった。
回答は原稿なしでアドリブで答えることにしているが、どこまでも相手の立場に立って、その
方が元気になるように、より前向きになれるように、応援するという気持ちで言葉を紡ぐよう
にしている。
つい、人は自分中心になりがちだ。つい、自分優先の言動、行動をとりがちだ。
でも、相談されると、自分がその人の立場になれ、自分以外の人間を大切しなければ
と日頃の自分のことを反省できたりするものだ。
今、改めて、困っている人がいたら、血の通うコミュニケーションを心がけたいし。
もし、私が困っていても、そのようにしてくれる誰かがいてくれたら、きっと
それだけで悩みは解決できるような気がする。
心が通い合う、コミュニケーション。
これが希薄な時代。
ひと様のお悩みに接し、今の時代だからこそ、やっぱり相手を大切に、寄り添い、
人間らしく、血が通う、相手も自分も元気になるコミュニケーションを大切にしたい
と改めて思う。
自分に相談してもらえることに感謝して、丁寧に大切に応えていきたい。
(今月のオンエアは5月27日土曜18時~。相談室は18時45分前後のオンエアです)