断捨離とは、モノではなく、過去の自分との別れである。ということを
最近、実感しつつある。
保管しているもの、捨てられないもの・・・。
場所さえあれば、気が付かないうちに、溜まっていくものだ。
最近、いろいろ捨て始めているのであるが、一番捨てづらい、捨てがたい
ものが、ペーパーバッグやパッケージの類。
国内外で入手したいろんなデザインの紙袋や箱たち・・。
商品自体ではないが、私の仕事柄、この資材類は私にとっては
商品と同じくらい、いやそれ以上の価値があり、デザインの資料としても重宝であり
・・・そんなわけで、気が付けばどんどん溜まっていった。
時々は、整理してきたものの、それでも買い物をすれば、自然と
増えていく。
海外のものであれば、なおさら、貴重なお宝・・。
その袋をみて、パッケージを見て、その店はもちろん旅や出会い、
そのときの自分をも思い出すのである。
以前、母親が、旅行に出かけたあと、泊まった宿のパンフレットだけ
でなく、箸袋やコースター・・・などなど持ち帰って大切に
していた習癖?を改めて思い出す。
忘れたくないから、思い出として、他の人から見ればごみ以外の
何者でもないものを大切にとっておく。
その気持ちはわかるけれど、長寿になればなるほど、とっておいたら
キリがない。
やはり、時々捨てる日を決めて、新たな思い出をとっておく枠を
広げておくのが良さそうだ。
いろいろ処分をすると、過去より未来が見えてくることもある。
そんなことを考えながら、捨てたくない紙袋の選別を最後まで
引き延ばしている今日この頃だ。