懐メロ。という言葉自体がもう、死語であろうか?
懐かしのメロディ。これはレコード時代の、昭和時代の、いわゆる歌謡曲・演歌を含める楽曲を指すだろうか。
私たちが子供時代、父の車に乗っていつも聴いていたのはカセットテープ。そう、軍歌から戦前の歌謡曲も含め、いろいろ
無意識に聴いていたのが、まさに懐かしい時間だ。
ドライブ、カセットテープ、懐メロ。これこそ、昭和後半の行楽時の必須の道具だった。
そこでよく聴いた懐メロたち・・。大人になってから、あまり耳にすることがないからこそ、より懐かしく、心に
染みてくる。最近では、「長崎の鐘」に興味をもってから藤山一郎に関心をもち、その後も最近亡くなった、
船村徹、ペギー葉山・・・。
これらの懐メロがデータベース化されていて、いつでも聴けるというサービスを行っているのが、先にも書いた
九段の昭和館。こちらの資料室には昭和の画像だけでなく、昭和の音楽も楽しめるようになっている。
江利チエミ、高峰秀子、島倉千代子、雪村いずみ、越路吹雪、田谷力蔵、近江俊郎、フランク永井・・・・などなど
ほとんどがもう亡くなられているが、いずれも懐かしい名前。
昭和の時代、人々に夢を与えたこれら歌手たちの楽曲が500曲ほど保存されている。
今回、全曲をチェックしながら(全部フル視聴したわけではない)、音楽と世相の関係について思いを馳せたり、
歌謡曲のすばらしさについて改めて感動。しかもレコードから録った音源はどこか古びた音で、なおノスタルジィを
誘う。
昭和を目で、耳で味わい、今の時代と比較しながら、あるべき姿を想像するのはとても意味あることだ。
またふらり、出かけてみたい。