NY、パリ。そして、わが東京。

東京という町を最近、客観的にみつめるようにしている。
とくに人間の欲望という側面から見ると、いろんなことが見えてくるような
気がしている。

私が最初に、とてつもなく、わくわくした町は、25歳のときに訪ねたNY。
そのときの興奮は、実は今も変わらない。
なぜかあの町には、自分を内面の奥底からパワフルにしてくれる力がある。
世界中からアメリカンドリームを求めやってじた移民たちのがんばりが
私を鼓舞し続けてきた。
住むことは叶わなかったが、何十回も訪問でき、そのおかげで今日の自分も
成り立っていると思っている。
パリもその後、自分を自立に導いた美しき国際都市で、心の観覧車を発想できたのは
この町のおかげだ。
自由とエスプリを感じ、なんといってもセンスが良い。
そう、NYもパリもおしゃれで、感性を磨くには最適な街。
定期的に街歩きをしながら、ミュージアムで、ブティックで、カフェであれこれと
思いを巡らしながら、日々の創造に生かすには最適だ。

そして、我が東京。
こちらもなかなか、パリやNYに負けないほどの、国際情報文化都市だ。
人が集まってくる理由がある。
「なんでもある!」「新しいモノを生みだし続けている」
そして、その反面、伝統も大切にしている。
こんなに多くのモノ、人、情報があふれるから、・・・結果的にこの喧騒。

連休は少し静かになり、東京がいつも以上に良い町に見えたりもする。

これで十分すぎるので、これ以上の仕掛けはもういいという感じ。
恐らくオリンピックに向け、その動きはしばらくは止まらないだろう。

今、東京の良さを客観的にみつめるようにしている。
そして、冷静に良き第二のふるさとにしたいと思っている。

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