どんなことも一種類ではなく、複数の情報源から情報を得たり、複数の経験をして、
比較しながら学ぶということは大変有意義だ。
このたびは歌謡ショーなるものを連夜見せていただいた。
同じ宿泊施設で、同じ料理で、でも出演する歌手が違う。という設定。
一人目は先の投稿に出てきた熟女のはる美さん。演歌の世界まっしぐらの永遠の38歳。
二人目は、どうやら元アイドルの地元の歌手のようだ。
今では40歳ぐらいになっているのだろうか。
二人のわずか30分のショーを見ながら、いろいろ思うことがあった。
誰のために歌い、誰のために話すのか。ということだ。
前者はとことん、リップサービルも交え、ホテルの宣伝も含め、おもてなしをする歌手
といっても良いぐらい、「お客様ファースト」のステージ。
後者は自らのプロフィールを細かく話しながら、元アイドルの誰それと同級生だったとか
そういった自分の話を中心にしながら、巷でよく知られているヒット曲を中心に歌いまくる
という手法。お客さんは、歌手が歌う曲を「あ、知っている」という点で楽しんでいる。
歌手も、ステージも十人十色、その人の歌だけでなく、内面もそれぞれ違うということが
唄を通じて伝わってくるのが興味深い。
人生をいかに生き、いかに人と接し、人を愛し、歩んできたか。
それがステージで見える。
もちろんステージに立つ以上は、それぞれ苦労なしにはあり得ない人生を
歩んでこられたのだと思う。
その上で、
誰のために歌い、誰のために話すのか。
このことは、歌手もサービス業であるということを実践する上で
大変重要なこと。
はる美さんのショーだけを見ていては気づかなかったことを
他の人のショーも見ることで、改めて、はる美さんの魅力に
気づかせてもらった。
ステージに立つ人は、アーチストであるが、お客様が目の前にいる以上
やっぱりサービス業なのだ。
誰にために、誰のために。そして最後は、何のために歌うのか・・。
とても勉強になる、連夜の歌謡ショーであった。
なかなか、経験できないことを、ザビエルゆかりの地、平戸で
させていただいた。