先日まで通ったモノ書きを目指す学校では、ラジオ劇について
ふれる授業もあった。
テレビ、ネット時代のなか、ラジオを身近に感じない人も
いるし、私自身もしばらく前までは、ラジオといえば
小学生~高校生にお世話になったという、過去の媒体という
記憶であった。
しかし、自分がコミュニティラジオ番組を担当することになり
車社会におけるラジオの有用性について認識するようになった。
さらには、最近は自宅でも、テレビではなく、ラジオを付ける
ことも増えてきた。(生放送ではなく、ネットラジオである
ためリアルタイムで聴けていないが・・)
そんななかで、視覚のインパクトを狙う、内容的には??
という多くのテレビ番組と違い、ラジオは聴覚だけで味わう
媒体であるため、リスナーはその音・言葉だけで世界を
想像できる。なんと創造的な媒体かと。
また何かをしながら聴くことができるのも良い。
最近知り合った演劇界の仲間たちは、ラジオ劇や朗読という
ジャンルでも活躍している。
ラジオ劇なんて、昔ラジオを聴いていた時代以来の
懐かしさであるが、今も健在なのである。
ラジオ・・。メッセージが大切だ。コトバで、音楽で
人を元気にしたり、癒したり・・。
視覚の伝搬力に頼らず、せっかく音楽に親しんできた
我が人生、もっと聴くコミュニケーションを大切に
したいと、改めて思う春。
ラジオ・・。開放的で、想像的で、素朴でいい。