東京ナイトドライブ

珍しく早く相方が戻ってくる。と言っても19時半ごろである。
「今日は早いから、ドライブいってくるかな」
へ?夜のドライブ?平日の?
どうやら、私が出張しているときに、時々やっていたようだ。
ついていこうと、急いで仕事を片付ける。

そして21時すぎに、車を出す。
どこへ行くということではない、長らく住んできた東京の町を
おさらいしようという感じで、
少し走って、東京の夜景に包まれる。
そして豊洲・東雲の方に向かい、電車では、昼間では気が付かない
東京の住宅地としての大都会ぶりに驚く。
いつのまにか、高層マンションが江東区に乱立。
灯りがついて、まるで香港の夜だ。
地震がきたら、どうなるのかな。と、怖さと感動が同居する。
そして、24時間営業の大型SCへ入る。
そう、全国には24時間営業の食品スーパーがある。
夜中に買い物ができるのは、夜型の生活の人々にとって
便利でありがたいのだろう。
私にとってはコンビニの24時間営業はだいぶ慣れてきたが
大型スーパーの営業は慣れない。
外食店も含め、需要がある限り、24時間働く人がいる街だから
成り立つのだから、これもありだと納得する。
初めて入ったこのスーパーでちょっとした非日常感を味わい、
これが毎日という人もいるのだろうから、不思議。
生鮮食品が夜になると、疲れて並んでいるようにも
思ったり・・・。
いやはや、東京の夜はいろんな意味で、まだまだ知らない世界が
存在する。
できる限り、東京でしか体験できないもの、コトに迫ってみようと
思った。
良い・悪いは別として、利便性・快適のために、無限の選択肢が
あるのが都会なのだろう。

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