母からの朝メールには前の日にあったことが、ほとんどひらがなで打たれていることが
多い。
うれしい話はいいけれど、私の同級生のお母様が急死され、その報告には胸がつまった。
同級生の親の死となると、父母からすれば同じ世代の方々の訃報。
それをどのように受け留めているのかと思うと、とても複雑な気持ちになる。
母のメールには葬儀の様子が簡単にかかれていて、息子さんが立派に挨拶されていたと
書いてあり、そのあと、自分の場合は・・・・と書き続けているのだ。
「私は音楽流して送ってね。『みのり愛』でもいいわ」など書いてある。
みのり愛とは、私がつくったふるさとの曲のひとつだ。
そんな縁起でもないことを書きつられたあと、「あははは」と、笑って結んである。
へんなメール。返事に困る。「わかりました」というには、そんなときの訪れを
認めたくないため、答えが難しい。
「ま、長生きしてください」とクールに返事するにとどめた。
同世代の人の死に接し、自分のことを想像しているのだろうかと思うと、
それ自体が・・・悲しい。
でも、そういう日が増え、また来てほしくない日もいつか来てしまうのだろう。
でも、そのことよりも、今できることを最優先したい。
つらいことも、かなしいときも、「あははは」と笑い飛ばしながら・・・。