仕事でお世話になり、個人的にも気が合い、親しくお付き合いいただいている
知人との久しぶりの会食。
その人は、営業マン畑ではなく、管理面から地道に組織に貢献し、
私と同学年であるのに早くから上場企業の取締役である。
そんなビジネスマンの彼を尊敬するひとつの理由は、大変勉強熱心であるということ、
自分のための勉強だからといって、自腹で勉強を続けておられることだ。
たまたま、私も1年作家大学に行き、この春から別のことを学ぼうとしていると
話すと、その意義をよく理解してくれる。
彼自身が、語学が好きで、英語は独学を続け、今中国と韓国語の両方を週末
習いに行っている。
会社の取締役で多忙なのに、自分から学ぶ姿勢をずっと撮り続けており、そこが
大尊敬するゆえんだ。
学ぶことは、仕事にももちろん役立つし、自分自身の成長にも役立つ。
そして、彼との共通認識は、いろんな役割になってみることは大切ということ。
役員という自分だけではなく、学校の一生徒になることで、視野が広がる。
私もそうだ。自分も講座を行う仕事もするが、自分が生徒になることにも
違和感はない。
そう、1年間通った、作家大学での収穫のひとつは、
90歳近いおじいさまが毎週通っておられたこと。
定年後らしきおじさま、自分史を書きたいおばあさまたちの受講も
目立ったが、いずれも、書くことを学びたい、イコール よく生きたい
ということの現れだろう。
一生学ぶことを楽しめるとは、なんと楽しいことだろう。
春だから、こういう気持ちがより高まるのだ。
人間だから学べる。いくつになっても、謙虚に学び続けたい。