生涯現役。それがもう自分たちにとってはスタンダードであり、
その代わり、今のうちに稼いでおこうとかは考えない。
定年のない仕事についてしまった、そういう「働き方」を選んでしまった
ので、退職金も年金も期待できないが、自分の好きなように仕事をしていける
という良さもある。
知人が転職をするとのこと。20年以上営業マンをしていたのに、
地方移住をきっかけに、全く違う職種に就こうとしている。
「いやー、もう東京で、無理やり受注しようとして売り込む
仕事、コンペばかりの仕事がもう嫌で、限界だったのよ」
「なんだか、せいせいしているわ」
と大変すっきりした様子で、それを聞いて安心もする。
私自身も同じだ。
売り上げ、利益ファーストを意識した時代はないが
若さゆえ、がんがんやっていた時代と比べると
今はスローテンポになりつつも、違う軸で社会に
役立つ仕事をしなければと思い、またもっと才能を
磨かねばと向学心も高まっている。
画一的でなく、自分らしさをみつめる人生。
自分らしく働ける仕事。それが何よりだ。
無理して、いつまでも需要をつくろうとする必要はない。
人に言われ、人が勝手に考える「働き方改革」ではなく
とことん自分らしさを追求する道が、幸せにつながる
と最近思えてならない・・。