最近、断捨離を少しづつ実践中である。
なんで人は意識しないと、モノをためていくのだろう。
捨てられない人は、思いきりがないというか、過去にこだわるというか
潔さがないか、保管スペースがあるか・・・の理由かもしれないが、
改めてその保管しているものを見て、その当時が思い出され、
整理の手を止めてしまったり、「や、やっぱり捨てられないわ」
と思うものも少なくない。
とくに最近、本の処分をしようと普段開けない本棚の扉を開けると
20年前の雑誌類が大切に保存されている。
雑誌だから、情報の鮮度が命。だから、もう過去のものだから
迷わず捨てればよいのであるが、
その当時の世の中(たとえば20年前といえば20世紀と21世紀の
境界線にあたる時期)を物語る雑誌のバックナンバーを見ていると
デザインも良く、編集も洗練されていて、まさに保存版なのだ。
だから、捨てられないものも多い。
本当は図録や文学・思想・芸術に関するものだけを残そうとするが
ファッションや旅のテーマも捨てられない。
はやりすたりがあっても、その変化自体を見るのが楽しいのだ。
ネットではなく、紙の本。
雑誌がオンラインマガジンに変わりつつあるが、リビングに座って
コーヒーを飲みながら、ゆったり見開きの誌面を眺めるのは
大切な時間だ。
捨てるのはもう古くなったビジネス書。
そうだ、一番はやりすたりがあるのは、ビジネスのハウツーものだ。
これから買うときには、
本質が見える1冊を選びたい。
断捨離。
単にモノの処理ではなく、生き方をみつめなおすきっかけ、
よき反省のきっかけにもなっているようだ。