役者という仕事への興味。

先日芝居の仕事に関わったおかげで、新たな人脈が広がりつつある昨今。
ビジネスマン、行政マン、農家の人たち・・・いろんな世界での交流を
育んできたつもりであるが、この役者の世界は、これまで出会った世界と
違う部分がある反面、アーチスト的な生き方も求めているため、違和感もなく
すんなりとそこに馴染めている。
そして、ビジネスの世界で学んできたことも、この芝居業界に生かせる点も
面白く、自分にとってはこの経験は大切なお宝になっている。

芝居の世界では、お互いに助け合う、というちょっと懐かしいコミュニティ世界が
ある。
関係者同士で告知し合ったり、差し入れ交換したり、お互いにお客として
見に行ったり・・。
お互いに盛り上げていかねばいけない世界なのだ。
もちろん、そこだけにとどまっていても新しい客層を取り込めないため
SNSの活用はじめ、いろんな工夫、チャレンジは必要だ。
それはそれとして、助け合いが大前提。
前回共演した役者たちから、次々と次の出演作についての案内が届く。
このように新たに出会った仲間に、役者自身が営業を行うのが
当たり前。
自分の客を自分で連れてくる。が基本。ある意味自立している。
もちろん、著名になれば別であるが・・。

そんなこんなで、最近、共演した役者たちの舞台に出かけることが
多くなった。すべては作品づくりの勉強であり、情報収集であり、
また役者という仕事を学ぶためであり・・。
いろいろ見ながら、こんな風に自分なら・・・とか、彼と今度
コラボしたいな・・などなど、自分の企画に役立てている。

そして、純粋に楽しんでもいる。
前回、電球工場で働いていた役の彼が、前科者の農家の青年
であったり、彼女に彼女がいたことにショックを受ける高校生の
役であったり・・。
違う役をどんどんこなす彼らの仕事に敬意を表している。

役者という仕事、面白い。
黒子として、新たな企画がふつふつと湧いてくる感じが
楽しくで仕方ない。

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