先日の初の演劇コラボは、久しぶりにわが人生において
新たな世界との遭遇と、人生はまさに観覧車であることを
新世界でも発見することとなった。
単に役者の演技に交じって、客席側に置かれたピアノで
演奏をするだけではおさまらず、
ターゲットとなる人たち、その組織への情報提供を提案し、
ちょっとお節介をしたことがきっかけで、意外な化学変化が起きることになった。
うれしいことに、この日本で最初で最後の白熱電球工場の
物語は、その劇団にとって記録的な動員になったということで、
主催者から大変喜ばれたことは、本当によかった。
劇でもライブでも一人でも多くの人に来てほしい、見てもらいたい
と思う気持ちはよくわかる。
さらに、作家との出会いと度重なるやりとりは、これまでにない
新鮮なもので、自分の中で新たな創造欲が湧き上がってきた。
そして、役者たちとの交流。
とくに世代の違う若き役者とやりとりすることで、
自身の未来に希望を感じることもできたし、
彼らと組んで何か新しいことをしたいという気持ちにも
なってきた。
最後に、今回の作品は白熱電球工場の衰退を題材にしているが、
その業界の方たちとの出会いがあり、思ってもみない交流が生まれた。
なんというタイミングか、この3月で閉鎖されるという
最後の白熱電球工場(鹿沼)へ招待されたのだ。
私も厚かましく劇でのミュージシャンとして、マーケッター、コミュニケーション
クリエイターとして同行させていただいた。
まさか、大手企業の電球工場に迎えていただくことにまでなろうとは。
約半日、もうすぐ製造終了となるその工場と、これからのメイン商品である
LED工場を見せていただき、この企業の素晴らしき歴史と技術、時代への
変化対応力に感動した。
1枚の広告がきっかけで生まれた演劇をみんなで演じ、
なぜかその広告が生まれた製造現場でみんなで撮影。
何とも言えないご縁と、貴重な経験にみんなで感動。
写真はその1枚。そして日本のエジソンなる藤岡市助博士の
銅像も拝ませていただく。
この人がいたから、電球が生まれ、演劇作品も生まれた。
行動により、。
一石二鳥どころか、ときには百鳥になることもある。
思っているだけでは生まれない、行動してこそ生まれる新たな
出会い・・。