一緒に感動を創る初日。

いよいよ、生演奏付きの演劇「中ノ嶋ライト」の初日を迎えた。
これまで短い期間、少ない回数の中の稽古ではあったが、役者の皆さんと
いつのまにか打ち解け、チームとしての一体感が増す中の本番。
今回の公演は5日連続の開催で、しかも2日目からは昼・夜の2回公演であるため
合計9回の本番があることになる。
しかも毎日、違うお客様をお迎えするのだから、毎回会場の雰囲気も異なり
違う感じになるはずだ。
その緊張感と質の維持もなかなかハードであるが、まずは初日。
初日を越えれば役者は楽になるという。それは自分も同感だ。
初日はお客さんが多いという。そして初日の口コミで2日以降の客入りが
違うのだとも。確かに初日は観客数が定員を超えた。
演劇の町、下北沢ならではである。演劇が好きな人がいっぱいいるのだ。
とにかくまず周囲に迷惑をかけず、役者がいい芝居ができるよう、芝居が映えるように
心尽くしたい。との思いでのぞんだ。

老若男女、いろんなお客様が見守るなか、2時間の劇は無事終了し、拍手喝采と
なった。
役者さんたちとの出会いはまだ3週間も経過していないが、もう同じユニット
という感覚。
役者の演技と、照明と、音楽と、劇場と、そしてお客さん。
すべての要素が絡み合って、なかなかの初日となった。
あと4日。8公演に向け、少し自信もついてきたかも。
油断せず、毎日初日という感覚で進んでいくとしよう。

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