長年つきあえる人。

四半世紀前からのおつきあい。そう、私が20代半ばのころにお世話に
なった大阪の企画会社の社長さん。
今でこそ、女性の活躍について世間が良くも悪しくも騒いでいるが
それとは関係なく、大変な時代にも拘わらず30歳で起業された
方。とにかく20代の会社員の自分にとっては、(発注する側では
あったが)人生の先輩、バリバリのキャリアウーマンのその方の
背中を見て、多くを学ばせていただいた。
お互いに、仕事が多様化したが、マーケティングのプロという点
では何の変わりもなく、とくにその方は今はマーケティングの仕事
をしながら、お茶の先生、そして町おこしに熱心に取り組まれて
いる。
3年ぶりぐらいだろうか。なかなか大阪まで出向く機会がなく
お会いできないまま気になっていたら、このたび用事があって
上京。東京でお会いしたことはこれが初めてかも?とにかく
嬉しい再会となった。
何年振りであろうが、機関銃のごとくお互いの近況から考え方
から・・とにかく限られた時間のなかで話しつくす。
もちろん片方が機関銃であるときは、片方はテンポ早めの
頷き係。関西弁がとびかい、懐かしいひとときとなった。
そして、駅で別れた。
「とても、楽しい時間でした」
といただいたメールにこちらもうれしくなる。
ある方から、年をとったら名刺を整理するのよ。つきあいを
どんどん減らしていき、本当に気が合う人だけを選んで
つきあうようになるのよ。
と教えられたことがあったが、意識しないでも、長続き
する人というのは何か共通点があると思えるようになった。
人生との向かい方に共感できる人、周囲への愛がある人、
いいことはいい、悪いことは悪いとちゃんといえる人、
一生懸命生きている人、自分から挑戦をしている人・・。
そして、尊敬できる人・・、ちゃんとお礼やお詫びが
できる人・・・、会いたいと心から思える人・・
などが、私にとって長くおつきあいできる人かも
しれない。
もちろん相手にとって、へんな奴にならないように
日頃から自分がちゃんとしなくちゃ。
長くおつきあいできること・・・これは人生のパートナー
のように大事な関係であると改めて思う。
これからの新たな出会いのなかでも、もちろん
そんな出会いがみつかれば、また人生が楽しくなる。

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