さまざまなボーダレス。どこかの人は、国境に壁を作ると勇ましいが、
壁の定義はとても難しくなっている。
情報というアメーバのような存在からすれば、何事においてももはや、どこにも「壁」はない。
ハッキングであれ、なんであれ、悪知恵?を使えば相手の世界に入り込んでしまうことができる。
また人がひとたび心を閉ざせば、見えない「壁」はできる。
いずれにせよ、
作らなくてよい場所に壁が作られ、作るべきところでは境目がなくなり・・
それにより、無秩序な世界になりつつあることは間違いないと思える昨今。
安心安全な社会というが、自然との関係も、人間同士の関係でも、
安心安全という言葉を声高に連呼せねばならないほどに、現在は
大変、安心安全が難しい時代である。
本当に安心な社会では「安心」という言葉がキャッチコピーにはならない。
見えるもの、見えないもの両方を相手にして、進むべき道をしっかりと
雪の中の歩行のように、一歩づつ進んでいくしかない。
安心できる瞬間、関係を大切に、感謝して生きていきたい。
本当の意味での、心の、ボーダーレス。真の意味の自由が問われる。