ある映画の予告編で哲学教師が授業でこう話す。
「幸福がなくても、希望があれば、生きられる・・・」
誰が言った言葉か知らないが、名言だと思った。
たとえばこんな例えだろうか。
子供のころ、遠足に行くと決まって、行く前日までが
とてもうれしかった。とくに前日の夜が嬉しさのピークだった。
遠足当日、終わったらとたんにさみしくなったような・・。
大人になれば、どこか旅に行くとする。
出かけるまでの準備中のやりとりはなんとも、うきうきする。
それと同じことだろうと解釈する。
何でもその幸せな時間に向かって進んでいるときが一番幸せである。
そのピーク、幸せな時間、イベントが過ぎたら、幸せももう終わる。
もちろん、次の幸せのために、また新たな欲望、希望をもって
行動を始める。
人生とは幸せな時間の「ため」の、プロセスの集合体のようなものかも
しれない。
幸せなことの多くは、このプロセスで成り立っていくのかも
しれない。
人間には生きる希望が必要だ。絶望だけはいけない。
今年も向かうプロセスを大切に、幸せをかみしめて生きていきたい。