東京からほど近い房総で見つけた棚田風景。
広大な平野に広がる田園風景とは違う趣がある。
この山の向こうは海だ。
寒くも青空があまりに美しい、まるでブエノスアイレスのに空に負けないほどの晴天の年末。
一年を締めるにふさわしい、日本の原風景に偶然出会えたことに感動を覚える。
雪国には真っ白な棚田の風景、温暖なこの地には黄金色の田んぼに後ろにそびえる山の緑が
それらを包む空の青色に見事にマッチして、いずれも自然のすばらしさに息を呑む、
そして、静かにこの一年を振り返り、目を閉じる。
日本には大切に人々に育まれてきた、恵みの風景がある。
○○遺産と言われなくても、ごく自然に普通にこのような世界に遭遇することができる。
初詣も良いが、年末に静かに今年一年を静かに自身と語る時間をしばしもつこと。
そして、すべての人に、存在に感謝しよう。
日本の原風景に出会うとき、人は素直に無欲になれるのだと思う。
おかげさまで今年1年も、364日無事に生きて、今年最後の朝を迎えることができた。