神が不在のクリスマス。

フランシスコ法王がバチカンでのクリスマス恒例のメッセージを
詠まれたのをニュースで知る。
和平についての言及が目立っていた。宗教・宗派を越えて
戦闘ではなく、交渉で世界の平和をもたらすことが大切だと。
ごもっともである。
そして、さらには最近のクリスマスは、本来のイエスの誕生を
厳かに祝うという意味から華やかなイルミネーションのなかの
商業主義~人間中心~の行事に変わってきてしまったことへの
憂いについてものべられていたことも、深く共感した。

日本はおめでたい民族で、まつりが好きだ。
どの宗教のイベントでも、何でも楽しいイベントにそれこそ
まつりあげてしまう。
敬虔なクリスチャンからすれば、このクリスマス商戦に賑わう
日本の姿はどう見えるだろうか。
もちろん、クリスマス時期が布教のチャンスなのかもしれないが。

クリスマスとは、その語源からもキリスト生誕の日だ。
意味もわからず、プレゼントやディナーにあけくれるだけでは
・・・である。

信仰とは?ということについて考える機会としても
有意義である。
大勢の人がミサに集う、教会の前を通りながら
いろんなことを考えた、今年のクリスマス。
世界が、どうか平和でありますように。

さあ、今年も最終週突入、あっという間に終わりそうだ。

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