写真は、昨日書いた、ピアソラのお墓に供えたブーケを買ったお花屋さんだ。
ブエノスアイレスの町中には、路上に多くの花屋がある。気軽に花を贈る習慣があるのかもしれない。
手軽に贈れるようにブーケになっているのが、店先をより華やかにしている。
この写真は、ブーケを買った翌日のものだ。
「昨日、ここであの赤いバラのブーケを買ったんです。そして、さっき、それをピアソラのお墓に
もっていきましたよ」
というと、店の人が
「へえ?ピアソラのおはか??」
と、ちょっと驚いていたが、彼に記念に写真を撮らせてもらった。
とても優しい笑顔で、彼が作るブーケには愛が染みているような気がした。
赤いバラに紫のラッピングをしたり、ちょっとした色のセンスが、これまたいい。
訪れるたびに店主が代わったり、店の位置も変わっているようだ。
また彼に会えるかな。
そういえば、三枚目のCDジャケットに入れた花屋さんでは、ビルへニア・ルーケへの
ブーケを買った。
この町でも、花にまつわるエピソードがいろいろ生まれそうだ。
(本稿は、12月3日分ですが移動時間のため、少し早目に公開させていただきました)