このたび高校生に授業をした。大学生向けにはやったことがあるが、高校生には初めて。
学校での講義は以前、付属中学校のPTA向けにやって以来で、校舎に入るという
のはとても新鮮かつ厳かな気持ちにもなる。
糸魚川にある、海洋高校が取り組む独自の活動。
自分たちで鮭を加工し、醤油を作り、商品化し、販売する。
実は今や、日本国内だけでなく、海外にも販売に出向いている。
授業と部活動という限られた枠の中で、企業単独でもなかなかできない
取り組みが実現しているのは、OB会、地元の皆さん、そして学校の先生たちの
熱心な応援と指導があってのこと。
今回、2年生の生徒たちが、この商品を都内の料飲店と小売店で紹介すべく
売り場に立つということで、接客力向上に関わる授業を担当させてもらった。
普段大人にしている話が、高校1~2年生にどう伝わるのか、理解されるのか
は大変気になっていたが、とにかく楽しく学べるようにプログラムを考えた。
そしてあっという間の2時間。
最初、緊張していた生徒たちも、最後にはノリノリになって、コミュニケーションの
大切さが体内にしみ込んだような感じで授業を締めくくった。
12月10日彼らが実際店で接客をする。
駆けつけて、学びの成果を確認しつつ、思いっきり応援したいと
思う。
(東京 土風炉 御徒町店でのランチタイム、吉池の地下食品売り場で
現地実習を行う予定)