愛するニューヨーカーたちへのエール。

NY在住の知人からは、今回の大統領選挙についての落胆のメールが届いた。
彼はヒラリーのことも最適なリーダーとは思っていなかったようであるが
トランプなんてありえないと思っていた。そしてこの結果で、かなり
しらけている。あとは、側近次第だと・・。

それ以上に周囲のニューヨーカーが大変だ。
ヒラリーを圧倒的に支持していたニューヨークはいつもの活気がなく、
とくに若者たちは悲しみに包まれている。

選挙前に、トランプをいじって大人気であったそっくりさん
コメディアン。選挙後のショーは大失敗。
現実を忘れたくて、劇場に来たのに、そっくりさんを
見て現実を思い出し、泣いてしまい、途中で席を立ってしまう
という事態もあった。
笑えない現実・・が、ニューヨーカーたちの前にある。

日本はちょっと他人事で、トランプに関連する本を販売
したり、商魂たくましいが、ニューヨーカーたちには
本当につらく、悲しい結果なのだ。
そう思うと、気の毒にも思う。
でも、前を向いてがんばってほしい。
人間は、誰しも 想定できることや、決まった道をいくのが
安心だ。
でも、本当にこれまでのままでよかったのか?ということを
気づくには絶好の機会なのだ。

メディアの存在についても、政治家の仕事についても、
本当にこのままでいいの?
違うじゃん?読めていなかったでしょ?
とこの現実自体を受け留めるには いい機会なのだ。

でも、抗議する姿勢は素晴らしい、声をあげることは
いい。アメリカの若者も女性も、今できること、したいことを
存分にすればよい。
ただ、人を傷つけたりすることだけは、避けてほしい。
アメリカは民主主義の国であるが、銃をもつ危険な国でもあるから・・。

大好きなニューヨーカーたち。
自分の可能性、夢を信じて、気持ちを切り替えて、どうぞ
がんばってほしい。

違和感は新たなパワーになる。それをプラスの方向に。
愛するニューヨーカーが、あの五番街が、どの人種年齢の人々も
すべて笑って、強く生きられるようにと心から願う。

I LOVE NEWYORK!

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