「地球の果てでも行きますよ~。」

新潟でお世話になっている新潟の夫妻。もう7~8年、お互応援団として、あたたかいおつきあいを
続けていただいている。
夫婦で一緒に仕事をしようと60歳からの新たなスタートをされた直後、脳梗塞で倒れたご主人。
一時はどうなることやらと、ただただ心配するだけの日々が続いたが、リハビリに専念された結果、
夫婦でのお出かけができるようになった。
その外出のお試しとして、まずは私の新潟でのディナーショーへの参加。
車椅子での公の場への参加はかなり緊張もされた、でも楽しんでいただけた。
その翌年も新潟のディナーショーへ。どんどんお元気になっている、会話もできるようになった。
そこで、私がフランシスコザビエルの冒険の話をし、自作の曲を演奏したらなぜか感化され、
「私たちもがんばらなくっちゃ。今度は長崎のコンサートも行ってみたいと思います」と、
ご夫婦で飛行機の旅に挑戦。病後初の遠出。
結果、なんと長崎は当日雪で、この夫妻を歓迎することになったが、
雪の坂道、グラバー邸前で車椅子で立ち往生になった・・・という話も今は懐かしい
思い出となった。

車いすであろうが、その気があれば、周囲の応援を得てどこでも行くことができると、
夫妻はどんどん自信をつけられ、今度は、岐阜ライブまで駆けつけてくださった。
8か月ぶりにお会いしたご主人。長崎では車いすに乗っておられたが、なんと今回は杖をついて
自力で歩いておららた。新潟、長崎、岐阜・・。私のライブを追いかける旅がすっかり板に
ついた模様。
ご主人がライブの合間に言葉をかけてくださる。「地球の裏でも行きますから」
そんな冗談も言えるようになったということが、心からうれしく・・。
その後、奥さまからお礼のメール。
「もし、ポルトガルやスペインでコンサートされるんだったら、行くって言ってます。
行く気十分ですよ」
このご夫妻の元気回復のきっかけに、楽しみのひとつに・・・なっているのであれば
最高にうれしい。
ますますお元気に。ますます夫婦仲、むつまじく・・。
追っかけしていただけることに、感謝を込めて・・。

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