方言に泣く。

今、大ヒット中のアニメ大作「きみの名は。」を劇場で観る。
アニメを映画館で観た記憶はほとんどないが、これは舞台がわがふるさと?らしい。
ということもあり、どんな風に描かれているかの興味も沸いて、劇場に向かう。

最初のセリフから、岐阜弁が流れてくる。
そして、岐阜の片田舎に住んでいた少女が、東京に行く夢を見る・・・
そこで映る、東京の風景・・。
方言は、昔の私自身。親元を去ったときの自分の状態。
そして、東京は20年以上住んできた自分のホームグラウンド・・。
この両者が自分の中にぐいぐいっと入ってきて、私は映画の最初から
泣きっぱなし状態になってしまった。

この映画は様々なメッセージが込められた、そしてとくに、
レクイエム的な要素を含んだ、今だからこその作品だ。

世の中にとってもそうであり、私自身にとっても、今だからこその作品
として楽しませてもらった。

方言に泣ける。思い出しても・・また・・。

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