たまたま石津健介と青山の関係をとりあげた番組を見た。
昭和の東京オリンピックのユニフォームも手掛け、アイビールックで一世を風靡
したVANブランドの創設者。その石津氏が青山に拠点を構えたことから
次々とデザイナーたちがこの町に店を開き、そして今や青山は、ファッションストリートともタウンともいえる東京(日本)を代表する拠点になったということを
知り、あの通りが好きで、時々散策、リサーチどちらも兼ねて出かけていたため
改めてその歴史に感動した。
イッセイミヤケも、川久保玲も・・。それらは今もそこに存在している。
コシノジュンコが、石津氏に続いてすぐ出店したそうであるが、彼女がインタビューのなかで、「なんでも一人からはじまるんですよね。そのあとを我も我もと追いかける・・・・」石津氏がその一人であることを言っていた。
そう、何事もひとりから始まる。挑戦は誰かと一緒にというのは実はない。
一緒に行動しても、最初の発案は誰か一人から。である。
考え始める、思いつく、動き出す。きっかけをつくるのは、実は大きな会社や
組織ではなく、つねにひと、一人からである。
そういう意味で、人間はとても平等にできていると思う。
その一人になりたい。と、やっぱり妄想がはじまってしまう。