人生という道を死ぬまで進み続けたら、結局最後に何が残るのだろう。
その人が創った作品、仕事の産物、はたまた財産?
いずれも残そうと思えば残せるものであるが、私が最も興味があるのは
「作品」だ。自分の命が絶えても、見たり聞いたり読んだりしてもらえるものが
残せたら、後世の人にそれを通じて、自分のメッセージを残す
ことができそうだ。
一方、作品といった最終形だけでなく、
それに向かいジタバタとがんばっている、その「プロセス」も
残すことができる。というか、すでに残しながら生きている。
その過程、その様、その姿勢を、周囲は見ている。
それを、その人の「生きざま」と呼ぶ。
人は、その生き様からも学び、影響を受けるのだ。
だから、決してとびっきりの作品とまで至らなくても
そこに向かっていること自体に価値があることを
忘れないでいたい。
久しぶりに再会した、親しいビジネスマンとの食事
で得た会話。
いずれにしても、お互い一回きりの人生だから
楽しみながらがんばりましょう!と心から握手。
そう、毎日残しているんだ。
そう思うと、無駄に過ごしていられない。