究極のお手本は、やはり・・・。

かのマザーテレサが、このたびバチカンで聖人として、認定されたとのこと。
聖人とは、キリスト教の歴史のなかでも、限られた人だけに与えられる最高の称号であり、
世のため人のために尽くしただけでなく、奇跡を起こしたかどうかもその条件に
含まれるらしい。不治の病を治した経験もあり、そのおかげで今も元気に生きている
人が生き証人としてこのたび、バチカンを訪問していたのも印象的だ。
かのフランシスコ・ザビエルもこの聖人に列し、また長崎の西坂で火あぶりにて殉教した
26人の信徒たちも後年、聖人として認められた。
人のために自らの人生を捧げた人、純粋に信仰の道を生き抜いた人への尊敬の印なのであろう。

奇跡についてはよくわからないが、その前に、マザーテレサの遺した言葉にはその行動にそのまま
直結している、深く心揺さぶられるものが多い。

今、目の前に、1枚の栞がある。

たいせつなことは、
どれだけ
たくさんのことを
したかではなく、
どれだけ
心をこめたかです。

・・・・・・・・・
まさしく そのとおり。
たくさんのこと、たくさんのお金という「数量」に
人の関心は向きがちであるが、
内容が大切なのだ。質と換言してもいいだろう。

ひとつひとつ、丁寧に心をこめて。

マザーテレサの言葉は本当に骨身に染みる・・。
素直に従える人、その存在こそが、私にとっての聖人なのかも
しれない。

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