演歌は、面白い。さりげなく人の本心をさらりとさらけ出すときにいいのかもしれない。
「わたし、さびしいの~」
たとえば、こんな歌詞。演歌にはよくある、
しかし、このような言葉は、面と向かって人にはなかなか言わないだろう。
でも、こうして生きていると、寂しいと思うときはあるはずだ。
一方、組織の中や、家族の中で、地域のなかで生きることは、
拘束されたり、自分だけ気ままに・・ということもできないため、
自由がないな~と思うことがあるかもしれない。
人の目を気にする生き方になるかもしれない。
確かに、ちょっと不自由かもしれないが、
そのコミュニティのなかに仲間がいれば、寂しさを回避したり、
傷をいやしたり、あいつも耐えているから
自分もがんばろう~と切り替えることもしやすいかもしれないし、
組織に守られている安心感を得ることもできるはずだ。
一方、単独で仕事をする人、パートナーをもたない人は自由はあるが、孤独でもある。
だからといって、弱気にはなれないプライドもある。
しかし、年をとると、だんだん寂しくなるのかもしれない。
どんなにキャリアを積んでも、どんなに友達がたくさんいても、どんなにお金があっても、
自由を貫くということは孤独になるということ・・そのことを年とともに痛感するのかも
しれない。
孤独と自由の間にあるもの。それは、やっぱり「愛」だと思う。
最後ひとりで死ぬことはできないが、できる限り寄り添い、最後まで一緒に生きるパートナーが
いれば、もちろん親友でも良い。そんな存在がいたら、心配ない。
最近、おひとりさまの先輩に出会うことがあり、しみじみ、信念を貫きつつ、自分の弱さを
見せることは難しいと思った次第。
自由と孤独は紙一重だけれど、愛ある生き方を心がけることで
とってもいい人生になるのではないか・・。