「やっぱ、やるか!」親孝行は今のうちに。

この春から右手の調子が悪い。怪我や故障で試合を欠場するスポーツ選手の
苦悩が少しわかる今年のわがコンディション。
出張の荷物、パソコン業務、家事・・すべてが理由であるが、まったく使わない生活は
不可能。
手紙を書いたりするのも億劫になるのもつらいが、まだパソコンがあるので助かる。
ピアノはオクターブで弾こうとすると、激痛が走る。
そんなこんなで今年後半の演奏活動についても、やらねばという思いが肩にのしかかるが
無理はできない・・と迷い悩んだりしていた・・。
しかし、やっぱりふるさとでは、まずやらねばならないか・・。

以前、私の両親を知る友人が、父母がボケないかいつも心配している私に、
「昌子さん、年に2回でも4回でも小さい規模でいいから、岐阜でコンサートやれば?
お父さんやお母さんと喧嘩しながらやれば、ボケ防止にもなっていいんじゃない?」
と言ってくれたことがある。回数は別として、たしかに何か張り合いがあるイベントを
することで親たちにもいい刺激になるのは間違いない。

と、気になっていたところ、母から
「○さんが長崎はいけなかったけど、今度はぜひと言っていた」「△さんが、いつやる?って
言っていた・・」とのことば。
「待ってくれている人がいるんだね」といったら、大きく頷く。
一番待っているのは、この母本人なのかもしれない。

確かに、そんな声をこの半年間で何名かからいただいていた。

もし、今年やらなくて、親に何かあったら、後悔するかな。きっとするな・・。

ということで、
岐阜でのライブを決定した。

「手が痛かったら、演奏せずに講演でもいいよ。しゃべるだけでも面白いで」
と、母は言う・・。

そういう場を創ることが大切なんだ。

半ばやらない方向も考えていたが、ひとまず岐阜公演はやることにする。

やると決めたらやる。
やれば、次も見えてくる。
というペースで今回はいい。

今の私にできることをやればいい。
親がはりきる。
それが何よりいい。

ということで、ふるさと公演は、今年も10月に・・。

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