応援している青年ビジネスマンがいる。こちらから情報やアドバイスをお届けすることも
あるが、ときには助けていただくこともある。
たとえば、自分が講師をする勉強会のなかで、体験談を語っていただく、
活動事例を報告いただくなど、「論より証拠」を示すには、一番の素材が生の声。
皆さん多忙であっても、いろいろ協力してくれるのが、本当にうれしい。
仕事の合間をぬって駆けつけてくれたり、そのための準備も休む時間を削って対応してくれたり
「発表できることが勉強の機会ですし、また自分の会社のPRになりますし」と、
いずれも前向きな声をいただけることが、その気持ちが、姿勢がとてもうれしい。
何もお返しはできないけれど、せめて食事でも一緒に。ということで、
ささやかなお礼のしるしとして会食をする。
「新幹線の時間までのわずかな時間ですが、よかったら食事でもいかが?」
「いいんですか~。嫁も子供も一緒でもいいですか?」
「もちろん!じゃ、せっかくだから、前から紹介したかった人も合流してもらいますね」
といった会話で、その会食アポイントが特別な約束に変身する。
たった2時間弱の交流であるが、その非日常を楽しんでもらえている姿を見て、
勉強会で見る姿と違う、家族とリラックスしたその様子を見て、その人の
違った面を知り、とても幸せな気持ちになる。
日々がんばっているからこそ、こういった会食の時間は
貴重なのだな~としみじみ実感する。
そんな風に、勉強会で出会う青年たちは、
いつの間にか弟のように思え、
そして家族のことも含め、応援したい人になる。
慌ただしく別れを告げ、
新幹線に乗って帰宅すると、お礼のメールが入っている。
「また、明日からがんばります!」
楽しいごはん、おいしいごはん。心のふれあい。
わずか一食のことではあるが、かけがえのない時間だ。
喜んでもらえることが一番うれしい。
そして、出会う若者たちがどんどん成長され、
世の中に役立つ存在として活躍される場を
確認できることは、ほんとうに幸せだ。
さあ、また楽しいごはんのため、がんばるとしよう。