1通の手紙に疲れも癒され・・

1週間ずっと家を空けていた。新潟県内を周り、岐阜へ飛び、そして東京。毎日違うメニューをこなし、帰りの新幹線で来週の予定を考えながら、重い荷物を抱えて、地下鉄駅の階段を上がりやっと帰宅。不在時に届いている数々の郵便物が新聞に交じった紙の山。まずは要らないチラシなどを分けて、整理・・。そのなかにたまに手書きの封筒やはがきがあると、なぜか無性にうれしくなる。今回、紫の封書をみつける。キレイな文字だ。誰から?書類整理もそこそこに、開封する。すると便箋に丁寧につづられた手紙。お仕事でお世話になっている方から。2~3日前に会ったばかりだが、この手紙が先に出されていたようだ。手紙を出したとは言っていなかったから、サプライズだったのだろう。内容は、一緒に取り組んだ仕事へのお礼文。一緒に準備も含め半年以上取り組んだシリーズの仕事が先日無事終了したのだ。そのことへの安堵感も伝わってくる。一緒に仕事をさせていただいて、感謝をしていただけるとは・・。私と組んで良かったと思ってくださるとは・・。かなり疲れをためて帰宅したのであるが、この1通の手紙で
疲れが吹っ飛んだ。ああ、ありがたいな。あとでお礼メールをすると、出張先で少し時間があったときに思い出して書いてくださったとのこと。
メールでもSNSでもない、「手の紙」という通信手段。私にとっては、やっぱり宝物だ。
封筒から便箋を取り出し、開いて読む、たたむ、またしまう。何度も何度も繰り返して読ませていただくだろう。ひとつの仕事の区切りに1通の手紙とは、洒落ているな。ふと彼女の笑顔を思い出し、抱きしめたくなった。仕事は人と人の縁を結ぶ。だから面白い。

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