東京駅や新宿駅で知り合いに会う・・・というのはなかなか確立的には難しい。
しかし、新潟駅あたりであると、人もほどよく利用しており、また地元の主要駅といえばそこに
なるため、知り合いに会う可能性は、実は高い。
今回の出張でも、駅ビルから改札に向かうまでの5分の間で2~3人の知り合いに偶然会う。
「あらま~。こんにちは。」「今日も新潟でしたか。今来られたんですか?」「いやー、これから帰るところで~」と、笑顔であいさつ。
2人ほど会って、今日はよく合う日だな~と思って歩いていたら、向かいから、見たことがある男性が歩いてくるのをみつける。先日、企業相談会でお会いしたビジネスマンの方だ。間違いない。
そしてすれ違いざまに「こんにちは!」と声をかけると、
その男性、びっくり立ち止まる。
「え?え?え~。なんで、びっくりした~」
「いやー、こんなところでお会いするとは・・」と
そこで別れるつもりが、その方、なんと私と一緒に歩き始めて
「いやー、びっくりです。こんなところでお会いできるなんて。
今、そこのカフェで●●さんと会ってまして・・。
で、今日はどちらへ?それにしてもハードですね~。
疲れないんですか?大変なお仕事ですね~。
いやー、うれしい。これからどっか行きましょうか?」
と言われ、私の行く方向についてくる。
いやー、先日、面談しているときはこんな感じじゃない人だったと思うが・・。
場所が変わると人は変わるのかもしれないと、今度はこっちがびっくり。
「いやー、これから人に会って、東京へ戻るんですわ。
また今度、お会いしましょう」と手を差し出し、握手する。
いつも二度三度会って交流した方とは握手をして別れることにしている。
「いやー、うれしいなあ」そんな言葉をいただき、
お互い姿が見えなくなるまで、何ども振り返り、
手を振った。
わずか1分か2分のこと。
駅でばったり会っただけのことなのに、会えたことがうれしいなんて言って
もらえると、こちらまで幸せになる。
それにしても、「これからどっか行きましょうか」と突然言われても・・。
よく考えたら、ソフトなナンパにも思えなくもないが、
真面目な人故のギャップが、なんだかほほえましくて、
一人思い出し笑いながら次へ向かった。
偶然、ばったりの瞬間で1日が幸せになれるなら、本当に幸せ、もうけもん!だ。