痛みは拡散せず?

ここんところ、旅先で医者へ行くということが続いている。
(いずれも振り返れば、心配に値するほどの大した病状ではない)
不思議なもので、過去にはそんなことはなかったのに、
今年になって、長崎では春、夏とそれぞれ突発的なことがおきている。

春の結膜炎。その時、地元でお世話になった眼科医院。
看護士さんが誠に、ご親切で無事早々に完治。
いやー、もう旅先で医者の世話には・・・と思っていたら
今度は五島で腹痛でちょい苦しむ。

訪問先で、しかも僻地での腹痛は不安になる。
宿でとりあえず胃薬をもらうが、旅先、しかも島での腹痛
というのはどうも落ち着かない。

それでもなんとか船に乗り、島から長崎市へたどり着いた。
船が揺れずに、本当によかった。
そしてお盆休み中にやっている病院を教えていただき、
飛び込む。
長崎弁が飛び交う待合室で、診察を待つ。
旅先の病院体験は、なかなか貴重である。
(決しておすすめすることではないが)

問診と触診でまずは帰宅するまで2~3日の
痛み止めの薬を処方してもらい、
安心を得る。
市販の薬だけでなく、専門家の診察を受けられると
気持ち的にも安心。
旅先での疾病は無事に帰らねばならない!という
緊張もあり、よけいにそうだ。
おかげさまで、東京に戻る頃にはすっかり腹痛もおさまり、
元気がみなぎってきた。

ふと気づく。
腹痛が激しいとき、手の痛みを忘れていた。
だから、思わず重い荷物も苦痛なしに持ち上げてしまった。
痛みは散るのだと聞くが、本当か?
または、心臓に近い臓器の方が、
より痛みを感じやすいのだろうか?
先端もまた痛いとは思うのだが。
とにかく、今回、間違いなく、痛みが散ったと感じた。
腹痛が収まれば、あとは何でもいい。ぐらいの気持ちに
なったのも不思議。

おかげさまで、腹痛おさまり安心。
と思ったら、今度は手首との葛藤。
散ったと思ったが、そうではなかったのだ。
痛みがまだ残っていたことに、気づく。

情報が拡散する時代。
これらの情報は広がり、散ってなくなるのか?
破片のいくつかは残るのだろうか?

と痛みの拡散とからだ、情報の拡散と社会について
一見、飛躍したことを想像してしまった。

痛みはカラダからのシグナル。

とにかく、気を付けよう。

旅先でお世話になった医療機関や、紹介や予約手配してくださった方、
薬を与えてくださった方たちに感謝。

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