オリンピック観戦は、時につまされる感じがして、心痛い。
日ごろの自分のぬるさ、甘さを感じるからである。
もっとがんばらないといけないな~。まだまだだな~。と比較できる存在でも
ないのに、反省しながら観てしまう。
そして、自分が戦っているのではないのに、気が付けば、「いけっ」「よっしゃ!」
とか腹の奥から声を出して応援、近所迷惑になりそうなぐらい、本気の拍手。
気が付けば他のことを忘れ、そっちに夢中になる自分がいる。
そこまでがんばったのだから、いい結果が出てくれ~と神に祈るような気持ちも。
アスリートたちがどんなに努力し、この世界のステージに立ち、自分の夢に向かい
戦っているのか。
そこに立ち、堂々と競技に臨んでいるその雄姿。それだけでも涙がにじむ。
厳しく過酷な練習を経て、本番は瞬間。やり直しがきかない。なんたるプレッシャー。
勝負に出る以上、勝たねばならぬ。
手ぶらでは帰れない。というのがアスリートたちの意地。
念願の金メダルを手にした人、金メダルを狙っていたのに叶わなかった人。
それぞれの心中を察し、いずれの場合も泣けてくる。
うれし涙と悔し涙・・・。いずれも本気に取り組んだ人だけに流れる心の汗だ。
逃げない生き方、自らの限界への挑戦について、考えさせられるこの五輪時間。
まだまだ、ぬるい。甘い。オリンピックで自分の日々に涙のスパイスをかける。
それにしても、今年は、目頭まであつくなる夏だ。