憤りと悲しみは日本にも。

信じられないことが連続して起きている。海外でのテロももちろん、このたびの殺傷も・・・。その惨さは、これが日本で起きることかと事実を疑いたくなる。
平和で安心安全な日本と思われているこのわが国も、どんどんおかしなことが起きる国になってしまった。
障がい者。何をもって障がい者、健常者と分けるのだろう。
いわゆる障がい者施設を運営されている方、そこに住んだり、仕事をされている方とのおつきあいもあるし、また精神病院の患者さんにも出会ったことがある。そこでのコンサートに通ったこともある。そこで働いている方たちにも出会った・・のに、あのような世界でこのようなことが起き得るのか?・・。

逃げることも、拒否することも、口論もできない弱い立場の人に暴力をふるう、
命を奪うとはいったい何たることか?
この本人は、自分がまともな人間と思っていたのだろうから、これも大きな間違い。

人間は何かのきっかけで、狂気を抱くようになり、そしてそのまま犯行に及んでしまう・・という恐ろしい悪性をもっている。
最近、世の中は心なき犯罪、事件があまりに頻発しており、日々の行動すら怖くなる。

人が増え、情報が増え、拡散が広がるほど、危険度が増す。
おかしな行動に走る前に、誰かが止めたり、助言でき、思いとどまらせることができたら・・。

もしかしたら、いろんな意味でいろんな面で、今、情報化社会という名のもとに、人は孤立化し、周囲を信頼できなくなって、互いを見守ったり、気にかけたりすることを忘れはじめているのかもしれない。そして、気が付けば取返しのつかないことになっている・・。

もう二度と、起きてほしくない。
被害者の方々に対し、心からお悔やみを、お見舞いを申し上げる。
日本もよくない面で、欧米化してきてしまった。この傾向は絶対に阻止しなければならない。

障がい者・・・。私も障がい者だ。みんな何かしらの障害をもって生きているのだから。
人はみな違い、みな違うという点において同じである。
個性をその人自身を尊重しあえる世界を、取り戻したい。そうしたい。

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