好きな仕事をする人を見ると、楽しく学べる。

長崎のことを学びたいと思い、都内・各地で行われるいろんな
講座やイベントに顔を出すようになった。
昨年は教会群の世界遺産登録を目指し、早稲田大学でもオープンカレッジ
のなかで、当テーマに関する講義がシリーズで開催され、興味深く
受講した。
そこで出会った、元高校教師のH先生は、長崎の歴史の達人!である。
今は長崎学のアドバイザーとして、シンポジウムから映画の時代考証から・・
長崎の歴史文化にかかわる様々な場面に、裏方として登場されている。
ちなみに、まもなく上映される、「沈黙」(アメリカの著名な監督・撮影は
台湾でされているようだ)の時代考証も担当されているようだ。

長崎、平戸とキリスト教文化をザビエルへの思慕を抱きながら学び、
次の関心は、離島である。
この夏は五島も訪問し、この島の歴史を探りたいと思っている。

今回、この春オープンした、日本橋の長崎館にて、この先生の講座が
行われた。
「対馬・壱岐・五島」についてのお話しをいただいた。

韓国とほど近い、これらの島。とくに対馬はそうだ。
古くから、隣国との交流がさかんであり、お互いに影響を及ぼしていた
話はとても新鮮で、東京で、東日本から見る、日本の印象とはずいぶんと
違う。
やっぱり、長崎はロマンにあふれている。

と、感じることができるのは、その先生の情熱的な話しぶりである。
長崎が大好きで、歴史バカで・・。そのことが、先生の言葉、話しぶり、
資料写真から見て取れる。

この方は長崎を愛しておられるな~。そして、歴史が本当にお好きなのだ。
好きな歴史にかかわる仕事を定年までつとめあげ、今も長崎の歴史広報マン
として、尚健在。
見ていて頼もしく、楽しくて仕方ない。

いやいや仕事をしている人。好きで喜んでやっている人。
仕事をする姿もいろいろあるが、好きで一生懸命やっている人が
発するオーラはとてもいい。

謙虚でユーモアもあり・・。
見習いたいお手本がまた増えた・・。

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