見える、見えない折り返し。

あっという間に今年後半が始まった。
なぜ、歳を重ねると、その分だけ、時間が過ぎていくのを早く感じるのか。
時計は変わらず同じ間隔で時を刻むはずなのに、私のなかでは今年は、まだ3月でもいいぐらいなのに・・。
今年の前半もあっけなく終わった。

さあ、今年の後半。このままいくと、坂をころげるように、前半よりもっと早く時が経つのだろう。
まるで、時が自分をおいかけているような・・・。
だからこそ、流されないように、後半を進んでいるのだという確認をしながら、ひとつひとつを大切に生きなければ。

気が付けば、もう来年の話をしている自分がいる。
55歳の自分を想像しながら進んでいる自分がいる。
毎日が早く感じられるのは、明日のことではなく、もっと先のことを思いながら生きているせいもあるのかもしれない。
とにかく、今年はもう折り返し地点をすぎた。これから山がある、谷もあるだろう。でも、笑っても泣いても時は戻らないのだから、悔いないように生きていきたい。

人生の折り返し、1年の折り返し、毎日の折り返し。
実は折り返してはいない、先に進んでいるだけだ・・。
折り返しとはゴールがわかっていての半分だ。
人生そのものはゴールがわかっていないから、折り返しといっても、あくまでも仮定。
見えないゴールに向かって、見えない折り返しを想像し、毎日走り続けるのだ。
ちょっと不安でもあるが、みな一緒。だから、今日も怖れず前に進もう。

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