「笑われてきた男」の涙。

イチローは、すごい。本当にすごい。くだらない政治家たちの戦いとはまるで別世界。も彼の偉業を見るだけで、人は自分もがんばらねば!と元気と勇気がわいてくるはずだ。
黙々と、野球一筋に、24時間365日。野球のことだけを考え、ひたむきに自身を鍛えてきた結果、その記録をどんどん更新、世界記録をどこまで?と楽しみな限り。
名古屋、日本のイチローから、今や世界のイチローであり、もう野球史からは永遠に名が消えないヒーローとなった。
たまたま彼のインタビューを少し見た。「いつも笑われるところから、始まった」
という言葉が心にしみた。「プロ野球選手にでもなるんか?」子供のころはそんな風に周囲の人たちに笑われたそうだ。そんなこと、できるはずがない。というありえないという笑いだったのだろう。
でも、イチローは笑われれば笑われるほど、よしやってやる!という気持ちになったのだと思う。言葉は少なく、ソフトであるが、なにくそ精神の塊ではないかと思う。
そして、イチローの目はウサギ目であった。涙がしみているようだった。
笑われた日からのことをいろいろ思い出したのかもしれない。自分が成し遂げるのではなく、周囲が盛り上げてくれる、一緒に喜んでくれることへの感動なのかもしれないが、いい男の涙だと思った。
最初に笑われ、最後は人々を感動させ、自他ともに泣ける人生。すばらしい。
最後に笑われる人生ではなく、最初に笑われる人生か。
ちょっと次元は違えど、もっと妄想していいよ、そしてそこに向かって進め!と
イチローが言ってくれているようにも感じた。
彼は、日本が誇るすばらしいヒーローだ。これからもどんどん記録を更新してほしい!
さ、久しぶりに朝カレーでもいただきますか!

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