半年前に手術をし、一時はどうなるかと思った母。しかし元気になり、普段通りに生活をしているようだ。そして、11月に開催するふるさとライブでは、スタッフとして人集めから、集金から、お土産の袋詰めから、会場の椅子の心配から、会場までのお客様のアクセスの段取りまでなんやかんやとがんばってやってくれている。手術以来、毎朝6時に送るご挨拶メールに「ライブでは、いろいろありがとう、お世話かけます。」と書くと「これが終わるまでは、何があっても死ねへんわ。元気にがんばる」という返事が来て、驚く。そうか、こんなイベントでも彼女にとっては、いきがいのひとつになっているのかなと思うと、こちらも身が引き締まる。同じ世代の方たちの死が続いている昨今、
手術後奇跡的に回復でき、そして日常生活ができ、まともに会話ができ、生きがいややりがいをもてる日々を過ごせているとは、なんと幸せな家族であろうかと思う。病気や何かハンディがあればあるほど、ひとつのことに一生懸命になれるということもあるかもしれない。
私自身も、「これが終わるまで、死ねへんわ」の意志で、山とひとつ、ひとつ真剣に越えていこうと改めて思う。
これ以上ありがたいことは、ない。
「これが終わるまで、死ねへんわ」
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