仕事でも長年大変お世話になり、また個人としても大変親しくおつきあいいただいている仲間。どちらかが引退しても一生つきあいは消えないと確信している。
その人が病気で入退院を繰り返し、また体の痛みやだるさやいろんなことと闘い続けているのを傍目でみて、代わってあげられず自分が元気でいると申し訳ないと、その人の痛みがどうしたら癒されるのかと、いつも思う。
その彼が退院して職場復帰。今回、今年になって初めて晴れやかな顔で再会できた。今年の三分の一、苦痛とともに過ごし、戦った。長かったと思う。眠れない夜もあったと聞く。普段から少々辛くとも、我慢をする人なので口ではいつも「大丈夫!」と笑顔で言うものの、長く付き合っていれば性格もわかるので、本当はまだしんどいのでは?と心配してしまうこともあった。しかし、今回は本当に元気を取り戻しているのがわかり、話も弾み、冗談も飛び出たりして、いい感じだ。そして入院生活での苦しい思いも話してくれ、本当は誰にも見舞ってほしくないときもある・・という本音の話もしながら、ああ、目の前に座り、明るく元気に話してくれてよかった、よかったと私自身も安堵する。
そして別れ際。再び職場へ戻っていくときに、彼から聞こえた「よっしゃ~!」という掛け声。小さいけれど力強い一言。そう、彼は今、自分で自分に気合を入れているのだ。
わかる、わかる。私もそういうときがある。何事も「気」からというからね。
じゃ、お互いに毎日「よっしゃ!」といきましょか。
無茶はしないが、気合が入るときは入れればよい。人生の曲がり角も過ぎれば気合が頼りなときも出てくる・・。励まし合い、助け合い、長く生きられるように。大切な友と、伴走する。大切な友を見守る、支える。できるときに、できる方がすればいい。