会社の中、組織の中だけに長年勤めていると、とくに内勤のお仕事であると人間関係が固定化することもあるかもしれない。また家庭だけにいてもそうなるかもしれない。またお店を経営していても、農業をしていても、何をしていても、意識しないと気が付けば限られた人としか交流していないということに気付くかもしれない。それがいいという場合はもちろんそれでいいし、それに飽きたら変えればよい。私の場合は、もともと印刷会社で働いていた時代もあったおかげで、いろんな業界の組織を運営する、またはそこで働く人たちに出会うことができ、モノづくりをするためにいろんなクリエイターたちにもお世話になり、それぞれの仕事ぶり、仕事観、生き方にも触れることができた。そして価値観が共有できる方たちとは今日までおつきあいいただいている。
この1年間を振り返ってみても、実にいろんな職業の方に公私ともにお会いしている。キューバに魅せられているカメラマン、クリスチャンの活動をしながら仕事も99歳までがんばると燃えている社長、市長、宗教ジャーナリスト、建設コンサルタント、不動産屋さん、金融機関の女性店長、パン屋さん、カラーコンサルタント、教会のシスター、税理士、カステラ職人、イチゴ農家、マジシャン、酪農家、習い事教室の先生、美容師、料理人、ミュージシャン、福祉施設の方、タクシードライバー、書家、お花屋さん、休業中の方、地方公務員、画家、看護師、エステティシャン、海外に住むビジネスマン・・・・・・・。まだまだある。数えきれないほど、いろんな職業の方にお会いし、お話をしたり、いろんな交流をさせていただいた。違う世界を、道を生きてきた方との会話ほど刺激を受けることはない。自分には思いもよらない、想像もしなかった人生がそこにあるのだということを知ることはとても勉強になるし、いろんな生き方、人生があってこの社会が成り立っていることも理解できる。そして応援したくなる人がいっぱい生まれるということは幸せだ。これまで知り合い、関係が継続している人は、人生に対する価値観に共通点が必ずある。会うことで、交流することでお互いが相手のこと、そして自分のことを確認でき、生きる勇気や元気がわいてくる。最近会ったのは、メイクアップアーチスト。こりゃ、初めてだ。なんでも芸能人や政治家のメイクも担当してきたそうで・・。その政治家の名前もきいて安堵、納得。(?)表舞台に出ている人たちの裏にはいろんな仕事がある。自分は誰の役に立つか、立っているか、立ちたいか。そんなことを考えるにも、いろんな職業の方にこれからも会い続けたい。