ときには、魔法使い?

あるビジネスマンの方と久しぶりに食事をした。どんどん出世されていくのがうれしいし、いつでも頑張って~~と声をかけたくなる。

初めての会食のときには、自分を知ってほしいからということで、パワーポイントで作った資料を見せながらご自身のことを話してくれたのが印象深い。もちろん私との会食のためにわざわざ資料を作られたのではないが、それでも「自分という人間を知ってほしいと思ったので」と言ってくださったのもうれしかった。

そして久しぶりの会食。開口一番。ビジネスマンとしての第一印象の話から始まり、話題が尽きない、止まらない。お酒もどんどん進まれて。。。その人の仕事観、人生観も見えてきてこちらも楽しくなってくる。

「おっかしいな。おれ、なんで今日、こんなにべらべらしゃべっているんだろう。魔法にかかったみたいだ。そんなつもりじゃなかったんだけど。あれー?」と何度も言いながら、どんどん話が進む。気が付けば4時間。焼酎のボトルを1本あけるなんてあまり見ない。ボトルはキープするもののはずであるが?

翌日、マジックにかかりました・・と反省と楽しかった時間のお礼メールをいただく。

何度か、一緒にいるとなんでもしゃべりたくなる、と言われたことがあることを思い出した。きっと肩書や損得関係がない相手だからこそそうでいられるのだと思う。

マジシャンか。とても自分で芸をすることはできないが、何もしないでも相手が魔法にかかったように変身するなら、ときにはそれも良い話。

がんばる、走り続けるビジネスマンたちの、たまに会ういい仲間でいられたらうれしい。魔法?とは面白い。きっと人の話を聞き、その人と一体感をもつそんなコミュニケーションが楽しい時間につながるのだろう。魔法の使えるコミュニケーションクリエイターなんて、ミステリアスでいい。もっとも魔法にかかるのは、お酒とおいしい料理という設定もあっての話。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク