春の感謝のしるし、ホワイトデー。

わが家ではいつの間にかバレンタインもホワイトデーも消滅した。クリスマスプレゼントも、そういえばもうない。ほしいもの、あげたいものがない。という感覚か?消費促進のための、売り手のキャンペーンだと思えるからか、相手のためにと買っても結局自分で食べているとか、自分が食べたい名目で買っているとか?意味不明な状況にもなり、その結果、とにかくわが家では、決まった日の贈り物はバースデー以外はすっかり消滅だ。そういえば、クリスマスケーキの類ももうない。ケーキ屋がこんなに増えるから特別な日のケーキという存在感がなくなってしまったのかも。と勝手に人のせいにしてみる。

20年ほど前か、バレンタインやホワイトデー、クリスマスのプレゼント予算を5000円とか決めて何かしらしていた時代も懐かしいが、もう十分にやりとりしたという感じでもある。一方、対外的には、形式的ではなく、感謝を伝えたい方だけにバレンタインにお菓子を贈ることはある。仕事やそれ以外でお世話になっていることへの感謝の気持ちだ。そして、その気持ちを素直に受けとめてくださる方からは、その返信として今年もいただく。感謝の気持ちの返信というのがうれしかったりする。毎日会えるわけでもなく、でも大切に思う方たちに対し、そんな機会にお礼をするというのは悪くない。あくまでもコミュニケーションの一環として。そういえば、その昔、「ホワイトデーには白いショーツを贈りましょう」なんて、下着メーカーが積極的にプロモーションをしていたが、今は果たしてどうだろうか?人間関係が変化すると、お仕事仲間や会社の関係などにインナーを贈るのはむつかしく、また近い関係であってもダイレクトすぎる?アイテムなのかもしれないが?

日本人はキャンペーン、催事、お祭りが大好きだ。そして消費欲が旺盛だ。自分のためのバレンタインをしている人もいるならば、おひとりさまのホワイトデーもあるのかな?なんでもいいが、人間関係を豊かにするプチギフトはいい。ミニメッセージを付けて贈ってくださる、ある会社の方たちは、さすがホスピタリティマインドが浸透していると感心もする。

ところで、ホワイトデーは日本以外、どこにもない。やっぱり本は面白い、まじめな国だ。

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