紙媒体にこだわる、紙文化を愛する。

知り合いの新聞記者は時々ここは!というときには手書きのお手紙を送ってくださり、メールよりも手紙が好きなんですよね。1日に1通は書いているかも・・とのこと。そしてある仲間は本づくりを生業にしている。「本」にこだわりたいとのこと。本とは何か?最初の本はエジプト文明の発明品であるパピルス以降かと記憶するが、もともとは人が話したことを記録するものであった。大切なことを世代を超え、複数の人に伝える大切な媒体であった、そしてそれはキリスト教の布教とともに印刷が誕生し、大量に本をつくり、読まれる時代が到来した。そして「本」とは木という文字に一本線。木の底辺、もっと言えば根っこを表し、物事の基本、根本という意味からきている文字だと推察する。

とすると、「本」というのは、なかなかの存在だ。手触り、紙質、インクの香り、デザイン、すべての五感でメッセージを受け取ることができる。

ネット社会になり、いつでもどこでもという軽い感覚での情報の受発信が主流になってしまった一面もあるが、やはり1冊の本とは、作り手の思いが詰まっているし、つくるには覚悟がいる。

紙とペン。コミュニケーションの基本。

時代が移ろっても、それを大切にする若い人がいる会社はとても良いと思う。

知に足を付けた、まさに根っこがきちんとあるになれるよう、もっと本を利用し、勉強しなくては。

情報にかかわる仕事のなかで 紙文化の継承、啓蒙は大変重要な課題だ。

デジタルとアナログの両立。この議論も久しぶりにしたくなったが

やっぱり紙コミュニケーションが私も好きだ。

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