パソコンなしでは、ネットなしでは仕事ができない。できればそれと無縁でいた方が本当は心安らかな人になれそうではあるが、そうもいっていられない。朝目覚めてから寝るまで、外出がない限りはパソコンやその関連の道具に触れている。しかし、このデジタルツールというものは、自分の思うとおりにはならず、またネット活用する際にも、細心の注意を払わなければならず、なかなか気を遣う。何か作業をしていると、パソコンが何か聞いてくることも多くなった。
「バージョンアップしないのですか?」「○○は保存しないのですか」親切のようで、実は違う。パスワードやIDやら・・・気を付けないとわけわからない状態になったり、気が付けば見覚えのないところから余計な情報が届いたり・・・。いやはや、気持ち良くない。本当に情報の管理=自分の管理=身を守ることが大変な世の中になってきた。
そのバージョンアップしないか?の度重なる問いに、もうそんなに言うなら!と熟考せずにパソコンのOSのグレードアップをクリックしてしまう。そして後でそれが厄介な相手であることを知り、悔やむ。みなさんなかなかご苦労されているようで、さらにはダウングレードをする人もいるぐらいだそうで、なぜ私はもっとよく調べて納得してからトライしなかったのか。と思いつつも、すぐにダウングレードするのも悔しいため、とにかく普通に使えるところまでしようと奮闘。
パソコンを使うことで、自分の情報がどんどん吸収されていく、そしてその企業のマーケティングに活用されてしまう。そういう世の中になってしまった。恐ろしい時代でもある。余計な相手とつながらないように、つながらないようにと気を付けて使う疲労。気が付けば何もしていないのに、突如としての画面が真っ暗になったり・・。なんで?と頭の中が真っ白になったり・・。
次から次へといろんなことが起きる。会社であれば、その道に長けている人に聞いて直してもらうなどできるが、個人の場合は、自力で格闘しなければならない。
そして誰に聞けばよいかをいろいろ考えて、即行動。
ないと困るものだから、とにかく格闘。普通に使えるというのはありがたいこと。しかし、仕事の中身に入るまでにいろいろそんな時間を要してしまう、ネット社会。紙と鉛筆と本さえあれば・・の時代が懐かしくもあるが、基本そこにはもう戻れない。ああ、今度はプリンターの紙詰まり?と、なんだかとても落ち着かない日々。いろんな意味で、デジタル社会に負けへんで!といろいろ思いながらも共存か。